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新たな世代と共に歴史を刻むお地蔵様

みなさん、こんにちは。
西日本では、だんだんと梅雨を思わせる天候になりつつある今日この頃、
いかがお過ごしでしょうか?

今回のブログでは、家の近くのお地蔵様についてご紹介します。

お地蔵様は一般的に町の外れや道路脇にあることが多いですが、私が住んでいる地区は
旧家(きゅうか)が立ち並ぶ場所で、お地蔵様は高齢の親戚の敷地内に鎮座しています。
普段は自由にお参りしてもらえるようになっているので、散歩コースとして来られる方も
おられます。

関西地方では今もなお受け継がれている「地蔵盆」が私の住んでいる地区でも行われています。
本来「地蔵盆」とは毎年8月24日前後に、集落の子供たちや住民と共に日頃の感謝を唱え、お参りする行事です。お参りが終われば、お供え物のお菓子などを子供たちや周りに分けて、当て物などで楽しみ、最後に、また1年お守り下さいと手を合わせます。
数年前までは地蔵盆のお世話を親戚、祖母や近くの70~80代の方で勤めていましたが、高齢化のため、下の世代である母や私が加わりお世話をしています。
しかし、昨今の高齢化で地域から子供たちも巣立っていき、新たな時代に沿った方法を模索し、去年より規模を縮小し、お地蔵様は私たち親戚のみでお世話をしていくことになりました。

他の地区のお地蔵様も残念ながら廃れていっているところもあるようです。
時代は常に流れています。何事においてもその時代その時代に合った方法を検討し、物事を運んでいくようにしなければならないと学ぶ日々です。

(K.Y)

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